釜ヶ谷山 696m
■美濃の静かな山里から。
伊自良村に入ると、西方に丸いこんもりとした山が視界に入る。釜を伏せたような山容から、釜ガ谷山とよばれる山である。中腹の甘南美神社の奥に巨岩の御神体が祭られてる。伊自良湖の西岸を歩く。この湖岸のサクラと紅葉は見逃せない。湖をすぎると左手に甘南美寺がある。続いて青少年の家、キャンプ場前駐車場にいたる。マイカーだとここまでアクセスが可能。右折する林道は釜ガ谷林道から山頂へ通じており、左折する道は奥ノ院、ミゾレ谷、郷土の森の3コースへそれぞれ分かれ、上部で合流して釜ガ谷山へ向かう。奥ノ院コースが最短だが、夏ならミゾレ谷コースがおすすめ。いずれのコースも森林教室の観察用に開かれたもので、登山用としての案内標示はないので注意したい。今回は奥ノ院コースを紹介。コース上には1番から34番まで、観音様の石仏がある。遊水プールの横を通り、雑木林の中を30分の登りで展望台に着く。ここからは岐阜方面が眺望できる。ヒノキ林の暗い林になると、登山道脇に奥ノ院が現れる。御神体の巨岩はそのすぐ上だ。岩上からは岐阜市街地が見える。岩混じりの溝状の急坂を登っていくと、やがて幅広い尾根上に出る。もうそこは山頂台地の一角だ。コナラやアラカシ、ヤマウルシの雑木林の中に道が続いている。10メートルほどの短い登り下りを繰り返すと、ほどなく切り開かれた釜ガ谷山山頂に出る。広場のまん中に三角点がある。展望は樹間越しに、北に天狗ガ城、大黒山、西に根尾の前山などを望むことができる。
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