Burari Yamatabi
 
 甲斐駒ケ岳 2966m
     
 

 
 
山行記
 
 
黒戸尾根〜甲斐駒ケ岳〜北沢峠
登山日02.08.21〜08.23  難易度★★★★★

山行日記
社殿の左側の道に入るとすぐ尾白川に架かる吊橋を渡る。橋を渡ってわずかに右に行くと左へいきなり十二曲りの急登となって黒戸尾根の登りが始まる。しばらく右に左に登りやがて道は深くえぐれて樋状となり、花崗岩の風化した砂地は踏んばりがきかない。足場が悪いので充分注意しよう。道が平坦になって間もなく右手に大岩がふたつ並んだ粥餅石の水場に着く。これより五合目まで水場はないのでここで補給しておこう。前屏風ノ頭は樹林の中の小さな平担地で知らぬ間に通りすぎてしまい、ツガの林が途切れてちょっと平らになると刃渡りの岩場に出る。右は尾白川、左は大武川へすっぱり切れ落ちたナイフエッジになっているが、鎖が張ってあるので心配はない。刃渡りを過ぎると尾根は狭くなり、梯子がところどころに出てくる。やがて長い鎖を越えて、はしごを登りきったところが刀利天狗で、小さな祠とたくさんの石碑が立っている。ここで急登は一段落し。問もなく黒戸山の北側山腹を巻いて、右手へ下りにかかると樹間に五合目小屋の庄根が見えてくる。今日はここで泊まりとなる。
小屋の前から鞍部に下り、屏風小屋の脇を抜けると、いきなり垂直に立ちふさがる屏風岩の梯子を登る。七合目までは梯子や鎖場が続くが、垂直の鎖場には岩に足場が掘ってあり、しっかりつかまって登れば問題はない。尾根の左側を登るようになれば、自い三角屋根の七丈小屋に着く。ここでいったん展望がひらけ、八ガ岳、富士山、鳳風三山などが望める。御来迎場といわれる八合目の石の大鳥居の前にとび出すと展望は一気にひらけ、鳥居越しに甲斐駒ガ岳の頂上、その右肩に鋸岳、釜無川を隔てて八ガ岳から奥秩父の山々、南へ顔を向ければ富士山はもちろん、その右に鳳凰三山から日本アルプスの最高峰北岳の雄姿が初めて顔を見せる。岩溝に張られた長い鎖を登りきれば稜線に出る。振り返ると鉄剣の立てられた大岩の向こうに、大武川の深い谷を隔てて富士山や鳳凰三山が高くそびえる。赤石沢奥壁と摩利支天峰の岩壁を望みながら花崗岩の稜線を登る。あとひと登りで石の祠の建つ甲斐駒ガ岳山頂である。 山頂はいうまでもなく360度の大展望が楽しめ、苦しかった登りも忘れさせてくれる。

 

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