上高地 ふんわりとベールをかけたような柔らかい光につつまれて、若芽の薄緑が目にしみる。肌を切るような冷風が流れ残雪がゆっくりと溶けてゆく春山の奥穂高岳登山。


上高地

第一日
 自銀の穂高を眺めながら、上高地から横尾へ向かう。山道には一部雪が残っている程度である。横尾から左へ、梓川に架かる橋を渡る。川原から樹林常に入ると残雪が現われ、緩やかに登っていく。左に見える屏瓜岩の壮絶な岩壁が見事だ。樹林帯を抜けると残雪も増し、
本谷橋は雪で埋まっていることが多い
 無雪期の登山道は本谷橋から横尾谷の右岸に付いているが、この時期は
沢通しに雪渓の上を登る。少しずつ傾斜が増し、しだいに前穂・奥穂の展望が広がる。急な雪面を登ると涸沢ヒュッテに着く。右に行くと涸沢小屋だ。
第二日
 今日は奥穂高岳に、ザイテングラート(自出乗越から洞沢へ伸びる岩稜)の方へ向かう。五月連体の頃なら、
ザイテングラートの左側に平行している小豆沢に白出乗越へ向かうトレースがあるのでそれを登る。(降雪直後などで小豆沢に雪崩の危険が一 ある場合は、ザイテングラートを登ったほうがよい。)
 白出乗越は近くに見えるが意外と時間が掛かるも。登り切った所が白出乗越で、穂高岳山荘がある。山荘の左方にある鉄梯子を登り、雪稜を行く。急な雪壁を登り、左に曲がると間もなく奥穂高岳項上だ。ここからの展望は、槍ガ岳をはじめ、大パノラマが展開する。下山は往路を戻るが視界がない時は項上から少し下り右折する所で直進してしまいがちだ。梯子場の上部が急峻で、下山者の滑落がよくあるので慎重な行動が必要。穂高岳山荘に泊まる。
第三日
 週沢へ往路と同じルートを下る。

徳沢テント場から

徳沢から前穂高岳

横尾から涸沢に向かう
涸沢までもう少し 涸沢 沢ヒュッテは雪壁に囲まれて
涸沢より 小豆沢を直登 小豆沢とり涸沢
前穂高岳 コル直下から常念岳 山頂から槍、北穂、手前は涸沢岳

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