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山行 H14年7月20日
大平山荘に前日宿泊をして翌日、小屋の右手から登山道は樹林の中に入り、しばらく平坦な道を行く。問もなくジグザグの登りとなり、薮沢大滝への踏み跡を右へ分ける。急坂を登りきると、右下の木の間越しに大滝が見える滝見台に出る。ここを過ぎると道はゆるやかになり、沢音が近くなって横巻きの道を行けば丸木橋の架かる薮沢に出る。沢沿いの道には高山植物も顔を出し始め、登りの苦しさを慰めてくれる。振り返れば甲斐駒ガ岳が大きくせり上っている。やがて小仙丈尾根の五合目から薮沢小屋を経てきた道を合わせると、沢から離れて右上ヘジグザグを切って登り、馬ノ背ヒュッテの前に出る。ここで初めてめざす仙丈岳が薮沢の上に姿を現す。馬ノ背ヒュッテから、お花畑の道である。稜線に出る道はクロユリ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイなどが所狭しと咲きほこり、汗をかく間もなく馬ノ背の稜線に出てしまう。登り着いた所は広く平坦な尾根で、右へ丹渓新道を分け、左へゆるやかな稜線を仙丈岳へと登る。ダケカンバがハイマツに変わると一気に展望がひらけ、仙丈岳が目の前にせまる。
間もなく道は稜線から薮沢カールに入り、モレーンの下の仙丈避難小屋に着く。
この小屋は無人である。小屋からカールの右手、小石のガラガラした道をジグザグを切って登ると、右から地蔵尾恨の道を合わせ稜線に出る。もう仙丈岳山頂は目の前である。3030mの仙丈岳山頂は想像していたより狭い。山頂からは北岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、鋸岳、中央アルプスなどの山々を見渡すことが出来る。南アルプスの女主の名にふさわしく、薮沢、大仙丈、小仙丈のカールの裾を広げている。目の前に高度感のある甲斐駒ガ岳を望みながらややゆるやかな岩稜になると、わずかに登って小仙丈岳に着く。ここで最後の展望をゆっくり楽しみ、再び急坂を下リハイマツの切り開きを過ぎる。やや平坦になると森林限界だ。樹林の急坂を下り、左から薮沢小屋の道を合わせると五合目大滝ノ頭に着く。さらに下ると二合目で道が分岐する。尾根通しの道を直接北沢峠に。 |
仙丈岳 |
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