| ■噴煙を上げ続ける北アルプス唯一の活火山
●登山日:02/07/26
●歩行持間:7時間55分
●参考コースタイム
中尾高原(30分)登山口(3時間40分)旧中尾(1時間)焼岳
●問合せ先:案内=上宝村役場 0578・6・2111 ■山行日記
北アルプス唯一の活火山である焼岳は、飛騨側に豊富な温泉を湧出させ、蒲田川、高原川の上流域には露天風呂
が名物の奥飛騨温泉郷が連続する。焼岳の北山麓、奥飛騨最奥の集落・中尾から、中尾峠を越えて信州へ通じていた古い街道は、今も登山道として利用されている。中尾の温泉街から車で1キロほど山中に入ると、すぐにゲートになる。ここには駐車場がある。車道を進み、ヒル谷の橋を渡って次の谷が登山道入口である。小谷を渡るとすぐに登りにかかる。温泉の硫黄臭がほのかに漂う。15分ほどで平坦な台地に出る。このあたりはブナの原生林が美しい。ここからはなだらかな登りで、林道の終点に出る。さらにブナ林は続き、広い斜面をジグザグに高度を上げる。道は昔の峠道であり、足場もよく歩きやすい、歴史を感じさせる道である。少し登ると白水ノ滝の展望所がある。1600メートル付近より大きく右に回りこんで鍋助横手から南面を登る。このあたりからダケカンバが多くなり、針葉樹林帯へと変わっていく。コメツガやトウヒの林の中をジグザグに登りつめ、平坦になったところの、左手の岩の下に秀綱神社がある。ここからオオシラビソの林を涸沢沿いに進むと、道は左右に分岐する。左は焼岳小屋の建つ新中尾峠への道である。右に歩を進める。立ち枯れとなったオオシラビソの林をササの緑が覆い、変わった風景となる。右上方に焼岳の赤茶けた山頂の岩肌が現れると旧中尾峠に着く。鞍部には巨岩が鎮座している。ここはかつての小屋跡である。
山頂へはここからが大変だ。一木一草も育たない土と岩塊の急な登りとなる。第一の裂け目に最初の噴煙が上がる。山頂は長い間登山禁止となっていたために、道は安定しておらず、石車に乗ったりするので登りづらい。覆いかぶさるような上部の岩壁を左に回りこんで稜線に上がる。左は火口湖へ下りる道と、新しく開かれた中ノ湯への分かれ道である。さらに上へ登ると焼岳山頂だ(本峰の南峰へは道がないので、北峰を山頂としている)。眺望はすばらしい。北に西穂、奥穂、槍、西に笠ガ岳、東には梓川の流れがうねり、大正池が美しい。足元は火口へ向かって断崖となり、噴煙が巻き上がってくる。コバルト色に澄んだ火口湖の水が美しい。
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